2017年 02月 15日
NSR80のパーツについて
最近サーキット専用として新たにNSR80エンジンを購入する方がかなり多いです。
それに伴ったチャンバーや電装部品、吸気パーツなどの動きが良いですね。
廃番パーツになっている純正品も多々有るので維持が大変なのは承知の上でしょうが、それでも今から購入する方が多いんですよ。
多くは40~50代です。
そんなアダルトライダーは50ccだとパワーが物足りず、だからと言って体重も今更落とせないし、今更選手権等のストイックなレースに臨むつもりも無い。
目標は仲間と楽しむ耐久レース出場という感じでしょうか。
NSR80はいろいろ弄れるし皆で楽しむには丁度良いんですよね。
NSR80のパーツについて_d0067418_16463278.jpg
NSR80のパーツ状況ですが、車体関係においてはアフターパーツでどうにでもなります。
問題はエンジンで先ずシリンダー、シリンダーヘッド、ピストン(12mm/13mm共)、クランクケース、クランクシャフトと主要エンジン部品はすべて生産終了です。
このうちピストンはKITACOのアフターパーツが購入できますし、海外製で互換するピストンも有ります。
ピストンリング、ベアリング、ピン、サークリップ、ヘッドガスケット(前期/後期)やシリンダーベースガスケット等はまだ純正供給されています。
シリンダーヘッドはダメになっても溶接や切削で修整、チューニングすれば再生可能なので心配なし。
クランクシャフトもリビルト可能です(ただし13mmピンのコンロッドは無いので、12mmになります)
クランクケースも溶接などで修理可能ですね。
他にも腰下一式はNSR50をNSR80化する技術は確立されているので、いざとなったらどうにかなると思います(金はそれなりに掛かりますが)

一番の問題はシリンダーです。
酷い焼き付きだと修復困難な場合が有ります。
焼付いてどうしても代わりのシリンダーが見つからない場合はボアアップと言う手も有りますが、出れるレースが減りますね。
チューナーのやまっちさん曰く、ダメになったシリンダーにスリーブを入れる方法も有るみたいですが、結構加工が大変で高くつくらしいですね。
そのうち何か良い方法が見つかれば良いのですが、、、。
現状では中古を探すしか有りません。

また電気系は基本NSR50の~’94前期(または’02~NSRmini)アナログ電装一式を流用する事になります。
フライホイールがNSR80純正の場合は黒(銀)POSH CDIを付けると点火時期が早すぎて壊れる事が有ります。
NSR80フライホイールを使ってPOSHのCDIを使う場合は必ずNSR80用プロPOSH-CDI品番460460を使ってください。

ステーターコイル(ジェネレーター)やフライホイールはメーカー販売終了なので、予備をオークション等で探しておくと良いですね。

NSR80ノーマル状態のまま乗るなら問題無いですが、直キャブにしてさらにチャンバーを装着した場合、誤った組み合わせにすると簡単にエンジンが焼き付きます。
組み合わせ等わからない場合はアルフィンのホームページをご覧になってください。
それでも不明な場合は御相談下さい。
ただ他のお店で部品を購入して質問だけってのは本当に勘弁してください・・・たまに・・・いや結構居るんですよ(^^;












by alphin-r | 2017-02-15 15:52 | ミニバイクパーツ


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