2017年 07月 03日
SUGO選手権EXmini80リタイヤ・・・
土曜、日曜とSUGO選手権に行ってきましたがさんざんでした。
新しく作った2号機ですが、どうも圧縮が低くSUGOの坂を登りません。
今年はシケイン無しと言う事で最終コーナーを6速全開で進入するのですが、ストレートの登り始めで全開のまま5速に落とします、セットが出ているバイクなら5速で登って行けるのですが圧縮が低い2号機は5速では失速するのでさらに4速で坂を登らなければダメでした。
当然ストレートも遅く、全くタイムを出す所の話ではないので、2走行目は予備で持って行った3号機エンジンに積み替えました。

3号機はとりあえず5速では坂を登れるので2号機よりはマシですが、なんか遅い。
2周目だけバックストレートで150km/hが出ているのですが、あとはどんどん落ちる一方で最後の頃は140km/h程度。タイムもどんどん落ちていく・・・
走行を終えてプラグを外すとピストンの真ん中が凹んでます!
プラグはノーマルのワッシャーに加えてアルミワッシャー2mmを入れて、ピストンとプラグのクリアランスも問題無い筈なのですが。
今まで同じ仕様で走らせていてこんな事初めてです。

予備で持っていた3号機は12mmピストンピンなので、スペアのピストンが無いので仕方無く、腰下は2号機に戻し、シリンダーも2号機のまま、ヘッドは圧縮が少し高い3号機の物にに変えました。
もちろんピストンに穴が開くのが怖いのでプラグのアルミワッシャーを3mmと厚くしてクリアランスを保つように対策しました。

予選は電気系などを殆ど変えて臨んだのですが、昨日よりはマシなもののやはり遅い。
もうどうしようも無いかな。 もうレースする気も無くなってたんですがあくまでも今月末のSUGO耐久の練習と割り切り出る事に。
予選から決勝までの間に時間が無い上にブリーフィングが有ったりで、エンジンを開けてるヒマは無いので、とりあえずプラグホールからピストンチェックして焼けを確認。セッティングを1ランク絞って決勝に出走。 ※朝7;55分予選開始、 間にブリーフィングを挟んで決勝は10:30からです(^^;

で、決勝ですがスタート前のサイティングラップで最終コーナーで6速から5速に落とした時にリアがロック! 
すぐにクラッチを切り、コースサイド内側に逃げました。
惰性で走れるうちにクラッチを繋ぐともう一度エンジンが掛かったのでそのままピットに向かいリタイヤとなりました。

じつは前の日に今回の優勝者YUI君が今年の1戦目の練習で何回かピストンに穴を開けたと聞いていて、一度ホイールロックしたのが同じ箇所、最終コーナー立ち上がりストレートで5速に落とした直後だと聞いていたので落ち着いて対処出来たんだと思います。
でもこれが決勝レース中で後ろに誰かいたら、追突されるよな・・・

走行後のピストン&シリンダーはこうです
SUGO選手権EXmini80リタイヤ・・・_d0067418_11302679.jpg
ピストンの真ん中が溶けており、アルミ片がシリンダーに付着して抱きついたんですね。
でもヘッドは全然濃い状態なのでセッテイングが薄すぎたとも思えません。濃くするとプラグがすぐカブルし。
そして同じレースに出ていたベンちゃんも、1レース走るとクランクの縦のガタがあり得ない程大きく出てしまうと言ってました。
タテでガタが出るとピストンとヘッドやプラグのクリアランスが変わり、エンジンが壊れちゃう事になります。
6時間耐久で持つと思えないから、このままだと考えちゃうねとの事。
やはり6速から5速に全開でシフトダウンするのはエンジンに相当負担が掛かるのだと思います(自分はクラッチ少し切ってましたが)
全開でのシフトダウンは4ストOPEN125はもっと厳しいだろうからエンジンブローが多発するんじゃないかな?

主催者側はシケインを無くして走行上は問題無いとしたみたいですが、事前にレースしているマシンに高い確率でこれだけ問題が出ているのだから、考え直さないダメだと思います。
でも今年はもう決まってしまっている事なので、変更は難しいみたいです。
壊さない様に回転を充分落としてからシフトダウンをするとか、最終コーナー立ち上がりでは前車の真後ろには付かないとかの注意が必要ですね。


エンジン何回も積み替えたり、たくさん手伝ってくれたえぐっちゃんスペシャルTHANKSです!
筑波選手権では精一杯働かせて頂きますm(_ _)m






by alphin-r | 2017-07-03 11:31


<< SHIFTUP PWK28レー...      アルフィン 7月営業カレンダー >>