NSR80やNSR/NS50で腰上チューニングする際にアルミベースガスケット(以下ガスケット=GK)を使用する事が有りますが、組み方や順序のお問い合わせを受ける事が多いので記載しておきます。
アルミベースGKを使用する際の順序はクランクケース側から
クランクケース→アルミベースGK→純正紙GK→シリンダー→シリンダーヘッドGK→シリンダーヘッド
となります。
組む際はアルミベースGKには液体GK等は塗りません。
自分はアルミベースGKと紙GKとヘッドGK全てにシリコングリースを薄く塗りますが、全く塗らない人もいますね。
また、シリンダーヘッドに圧縮漏れ防止のOリング加工をしている場合は、Oリングをヘッド側に入れる際にOリングにグリースを塗って糊代わりにします。
塗らないと、シリンダーヘッドとシリンダーを合わせる場合にOリングがズレる危険性が有るので、この方法がお奨めです。
シリンダーヘッド側に溝が彫ってあるYAMAHAのTZ系(TZR250R-SP)も同様の方法が奨励されていました。
NSR50/80はメタルヘッドガスケットが標準ですが、自分はOリングも併用しています※80は全て、50は練習用1個のみ
意味がないという意見も聞きますが、自分や周りのライダーは圧縮漏れに対しては効果ありと感じています。
性能が上がるわけでも下がるわけでもないので、保険的な考えでどうぞ。