注)これはNSR/NS系50~80ccエンジンのアナログ電装に関しての記事です
NSR50/NS50等でサーキットを走っている方で、エンジンOHをしたりチューニングパーツを入れてもマシンが速くならないと感じている方は結構いると思います。
原因はいろいろあるでしょうが、近年多いのが電装系の劣化によるトラブル。
純正点火コイルやハーネスに使われている銅線は製造から十数年経っているので、そろそろ寿命を迎えています。
遅いだけで無く、プラグが頻繁にカブったり、走り始めは良いけどエンジンが暖まると調子悪くなったり、その逆の症状が出たり等もします。
とりあえず走れる事が多いので、原因がわからずなかなか厄介です。
十年以上前では無かった近年の燃えずらいガソリンも関係がある様ですね。
火花が少し弱くなると失火が少しだけ出る感じ?
この少しの失火というのが、パワーダウンに繋がっていると考えられます。
とにかく電装系のメンテナンスは以前より気をつけなければいけない事は確かです。
サーキットを走る場合は数年毎に電気系全部を変更してしまうのが良いですし、結局時間とお金をを無駄にしません。
NSR/NS系のレースに必要な電装は、社外品を使えば全て新品で揃えても30000円でおつりが来ます(廃番パーツは除く)
また、今は大丈夫な場合でもスペアとして確実に動く電装を一式揃えておくのが望ましいです。
いざ走行に行って突然調子が悪くなり、一日を無駄にするのは勿体ないですしね。
NSR/NSをサーキット専用マシンにした場合、電装の概念図は下記になります。
あとは純正フライホイールが有ればエンジンは掛かります。
保安部品が無いと非常に単純な配線ですね。
必要なお奨めパーツは下記になります(プラグからステーター迄)※パーツショップアルフィン2024年7月現在時点の価格です。
NGK B9EG(BR9EG)レーシングプラグ 650円
CFPOSH レーシングイグニッションコイル+シリコンコード&プラグキャップセット(アルフィン品番A-N03)9800円
CFPOSH 黒POSH CDI+SPレーシングハーネスキット(アルフィン品番A-N01)5280円
CFPOSH 補修用点火コイル(品番220861) 6580円
NGK B9EG(BR9EG)レーシングプラグ
CFPOSH レーシングイグニッションコイル+シリコンコード&プラグキャップセット(アルフィン品番A-N03)
CFPOSH 黒POSH CDI+SPレーシングハーネスキット(アルフィン品番A-N01)
CFPOSH 補修用点火コイル(品番220861)
※ステーターベース、パルスコイル、フライホイールは純正を再利用
この他にCDIを可変式のプロPOSHに変えたり、IGコイルをCFPOSHのEVOに変えるとさらに電気系のチューンが出来ます。