2019年 08月 19日
茂原3時間ミニバイク耐久レース
猛暑の中、茂原3耐に出場してきました。
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午前中に1時間設けられている練習走行ではまず最初に自分が走る事に。
新品タイヤの皮むき、エンジンチェックを兼ねて10周ほど走行。
軽く走ってタイムも51.2と一番時計でまずまずだったので、早々に切り上げる。
しかしケンタのマシンは走行前にラジエターから水漏れ発生! 修復しているうちに練習走行時間終わっちゃいました(^-^;
本番は1年ぶりのぶっつけレース、新品タイヤでスタートですが、まあケンタなら問題無いでしょう。
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レーススタートしてタイヤの皮むきに5周ほどゆっくり走るケンタ。
以前なら気にせず初めから全開で行った筈だが、少し大人になったのか?(笑)
それでもペースを上げるとあっという間にトップに立ち、自分と交代する40分頃には2位と半周差ぐらいつけてました。
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そして自分に交代。
走りは数周で50秒台に入り、まあまあなペース。
と、思いきやなんか高回転でエンジンがグズリ始めた感が・・・・。
周を追うごとに調子が悪くなってきて10分過ぎには、10000rpm以上回らなくなる。
すぐにでもピットインしたいけど、ケンタが交代の準備も出来ないだろうからサインエリアにエンジンが調子悪いとアピールしつつ暫く走行を重ねる。
20分ほど時間稼ぎの走行をしてケンタに交代。
この時点ではまだトップでした。

そして快調に飛ばすケンタは2位に大分差をつけて単独走行を重ねる。
その間、自分はマシンのプラグチェック。
するとプラグの先端がピストンに当たった様な感じで曲がりプラグギャップが無くなってる。
プラグのワッシャーを薄くし過ぎたか、もしくはコンロッドが縦に振れ始めたかどちらかだ。
とりあえず次の走行ではワッシャーを0.5mm厚くして走行してみる事に。
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開始1時間40分時点でまた自分に交代。
走り始めると今度はさっきより酷い感じでまともに走りません( ノД`)
3周ほど走りますが、いつ止まるかわからない感じなので強制ピットイン。
そのままピットに向かう。
ピットには走行後に休んでいるケンタとケンタパパが居て戻ってきた僕を見てびっくりしてました(^-^;
ちょっと考えて「ケンタのバイク貸して!これで走ってくる!」とケンタにいうと「いいですけど逆シフトですよ?」
「昔は逆だったから大丈夫!だから借りるね!」と半場強引にマシンを奪い取りコースに戻りました。
なんかだいぶ前の茂原で似た光景をベンちゃんとやった記憶が有るな~ 僕が奪われた方で(笑)
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初めて乗るケンタのマシンは凄く癖が有ってちょっとびっくり。
一言でいうとリアが低くて曲がんねえ~!!! ステップガリガリ擦りまくり!
これで速く走らせられるのは彼の天性のバランス感覚なんでしょね。
だからああいう独特なフォームになるんだな~と納得。

逆シフトはたまに間違えるけど、落ち着いて乗れば乗れない事は無い。
ただシフトダウンで3速落とす場合は足がつりそうになり間に合わない。
また車高が低いのでバンクしながらのシフトダウンが出来ず、失速させたのも何度か有りました。
やはりミニバイクの場合逆シフトは自分には厳しいかな。
エンジンは結構良い感じで速いですね。

後で聞いたら他人にマシンを貸したこと無いって言ってました。
ごめんなケンタ(^-^;

20分ほど走行して給油、満タン近くまで入れてケンタに交代。
残り50分ほどあるけど最後まで走って貰いましょう。
この時点で順位は4位、トップとは3周差。
流石のケンタ様もこの差は厳しいかな・・・
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タイヤも厳しいだろうに49秒5の最速ラップを叩き出し、追走するケンタ。
あっという間に2位まで上がったが、結果TOPと17秒差迄来たところでチェッカーフラッグ。
残念ながら負けちゃいました。
ケンタのマシンはチャンバーステーが2か所無くなってるし・・・フランジ部だけで止まってたみたい(^-^;
NSR80の振動と茂原の路面の荒さの証でしょうか。ゼブラ乗りまくるしね。
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しかし本番で致命的なトラブルが出るのは不思議ですね。
練習で出てくれれば、エンジン載せ替えたのにな・・・

早速今日エンジンを開けてみましたが、コンロッド大端ベアリングが破損してました。
腰下OHしてから何か調子が悪かったエンジンですが、結果コンロッドの曲がりによる不正燃焼が原因だったみたいです。
電気系の不調と同じ症状なので、まさかOHしたばかりのエンジン腰下に原因が有るとは想定外でした。
(コンロッドの曲がりの原因は思い当たる件が有るので後日記事にします)

レース結果は残念でマシンも壊れたりでいろいろ有りましたが、古い知り合いや沢山のお客さんとお話しできて楽しかったです。
嬉しかったというか、この下のレース後の写真ですが、僕とケンタ&パパの他に写っている二人ですが凄いんですよ。
僕の横にいるのはあの世界のキッシーこと岸田年正さんです。
ミニバイク界で知らない人はまずいないでしょう。
そしてALPHIN号に跨ってるのはコバちゃんこと小林正義さん。
元全日本ライダーで1990年の筑波SP250シリーズチャンピオン。当時スーパーノービスと言われてました。
二人とも前前職のツナギメーカーLOOKに居た時に知り合ったのですが、自分のライディングスタイルに大きな影響を与えてくれた二人です。
コバちゃんは自分がNSR250に乗り始めた時に、職権を乱用して(笑)いろいろ聞きまくって教わった文字通りの師匠的存在。
岸田さんは彼がNAGP250に参戦時にエビス遠征で一緒に行動する事が有り、その時に第2ヘアピンでのバイクの向きの変え方を見て衝撃を受けたんです。
どうしてあのラインになるのか、向きを変えれるのか教えて貰って、それから自分の走りが安定して成績も出てきたというのは事実です。
本人は覚えていないと思いますが。
そんな自分の走りに大きな影響を与えてくれた二人が今ここに揃っていると言うのが凄いな~って思います。
二人共年齢的には僕の一つ下なんですが、今でも尊敬してますよ(^^)
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今回お知り合いの走行写真をアルフィンカメラマン飛鳥が撮影していますのでご覧ください。
※ツナギとマシンが特定できないので撮り逃しもあると思いますがご容赦ください。




by alphin-r | 2019-08-19 15:32 | ミニバイク


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